京のかほり - Le parfum de Kyoto -

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2006年 03月 09日

映画  2 films



  ユダヤ人の友人とアメリカ文学の先生と話をしたのをきっかけに、Woody Allenの<僕のニューヨークライフ(anything else)> http://www.ny-life.jp/ と、Roman Polanskiの<Oliver Twist(オリバー・ツイスト)> http://www.olivertwist.jp/ を見ました。両方ともユダヤ人監督ですね。


  <僕の…>は、Woodyらしさは健在だけれど、「もういいよ~」という感じの、<Anny Hall>よりも神経症的な女性が主人公で、ちょっとうんざり…Christine Ricci(クリスティーナ・リッチ)がどうしても魅力的に見えなかったな。「<Anny Hall>を彷彿とさせる」とチラシに書いてあったけど、ぜんっぜんアニーの方がいいに決まってる! Diane Keaton(ダイアン・キートン)の魅力があったからこそ、あの映画はあんなにステキだったのだ。あのハイレベルなファッションセンス(チノパンに男性物のネクタイと、これまた男性物のベスト…まさにマニッシュ)、当時の日本人にとっては「これがN.Y.スタイルか~」というN.Y.の粋がギュっと詰まっていたの。<Hanna and her sisters(ハンナとその姉妹)>だって、出演者とN.Y.が魅力的だったんだよ~~~。新作は、Woody(彼のファッションはいつも好き。私にとっては、男性の理想のスタイル)と主役のJason Biggsはまあ良かった。彼流ユーモアで、笑える箇所も結構あったしね。あとはBilly Holidayの歌が一番彼らしさを表していたと思います。N.Y.にあまり魅力を感じなくなってしまったのか、私が彼の作品に慣れてしまったのか…それでも、新作が公開されると、思わず見たくなってしまうのでした。


   <Oliver Twist>は、文学の先生が「Charles Dickensの名作で、昔同じ映画があった。今回のはユダヤ人であるPolanskyがラストをちょっと変えているから、一度見る価値はあるよ」というので行ったけれど…ちょっと悲しすぎて、暗くて辛かった。。。最近、映画は楽しくて気分が明るくなるものでないと、と思っていたけど、まあ結果としては見てよかったかな。悪役だった泥棒チームのユダヤ人のおじいさんが、原作とは変えられていたのは、Polanskyのユダヤ人としての意図なのでしょう。こういう話は、よく知っている人に聞いていないと、流して見てしまいますね。19世紀のイギリスでは実際こんなことは日常茶飯だったらしく(産業革命 Revolution industrielle の影響で)、貧富の差が増し、貧しいものを抑圧する社会システムへのディケンズの痛烈な批判だったらしいです。


  最近は邦画で見たいのが結構あるな~。「Always3丁目の夕日」や「有頂天ホテル」など。「クラッシュ(Crash)」「カポーティ(Capote)」「ウォーク・ザ・ライン(Walk the Line)」も見たいが、京都では終わったかまだやってないものも。気付くと終わってることが多いんだな~
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by feuillesrouges | 2006-03-09 16:47 | 映画


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