京のかほり - Le parfum de Kyoto -

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2006年 06月 13日

何必館・京都現代美術館  Une exposition de photos, de Koo Bohnchang



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  祇園のギャラリー・何必館で、韓国人写真家・具本昌(Koo Bohnchang)の展覧会を見てきました。このギャラリーはこじんまりとしていて、作品点数は少ないけれど、そのセレクトが好きでたまに行きます。今までに見たのは、Sarah Moon, Henri Cartier Bressonなど。具本昌さんのことは全く知らなかったけれど、街中で見たポスターのモノクロ写真が気に入って。
  「静謐で簡素」「生と死、記憶や現実といった、人間の普遍的なテーマを表現する」とチラシに書かれているように、静けさをたたえつつ、深く精神に訴えかけてくるような…久しぶりに心を動かされる作品に出会えました。


  李朝白磁を撮ったやわらかな陰影が美しい「白磁」シリーズ。「実父の臨終の苦悶から思いついた」という「息」シリーズは、余分なものが極力そぎ落とされたシンプルさが印象的。砂の上の懐中時計からは、カチコチと秒針の音が聞こえてくるかのよう…「この作品(息シリーズ)から、私が耳にした静かな叫びを聴いてほしい」とメッセージは強いものの、決して不快感を与えず、静かに深く考えさせられます。笑顔がステキな具さんのポートレイトを見て、作品にその穏やかで真摯な人柄がにじみ出ているように感じました。ほかにも石の上、草の上に降り積もる雪など、その光と影のバランスが絶妙でした。
http://www.kahitsukan.or.jp/


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by feuillesrouges | 2006-06-13 18:42 | 展覧会


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