京のかほり - Le parfum de Kyoto -

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カテゴリ:映画( 13 )


2007年 05月 31日

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン   La tour de Tokyo



 たまたま時間が空いたので、ま、見てみるか…という感じで見てきました。もはや語ることはあるまい…というほど話題のこちらですが、本を読んでいなかったけれど、内容は噂で聞きかじっていたけど、やっぱり泣けましたよ~~~ ;-)

  あの時代の母の無償の愛…、それを犠牲だなんて露ほども思わず、仏様のようです。でも、こういうお母さんってたくさんいたんだと思う。私もそういう人を現実に知っていますが、無条件で尊敬します。母は強し!(そういえばAlmodovarの新作も「母」についてみたいですね)

  オダギリジョーは前からいいとは思ってたけど、これでJude Lawも吹っ飛びました。この抜け加減が非常によろしい。実際のリリーさんは、もっとダメダメ君だったと思うけど、映画の中のオダジョーは何気におしゃれだしね。女子にもてたい男子諸君は、Vネックのセーターを素肌に着れば、間違いなし! その際、くれぐれもさりげなさを忘れずに(実はこれが難しいのだ)。

  内田也哉子がのほほんとして良かったな~。そして、所々で友情出演的に出てくる、田口トモロヲ(「ばちかぶり」のライブや駅前劇場には頻繁に見に行ってたものです… 実はファンでした…:-)はじめ、キョンキョン(なんで?)、柄本明、松田美由紀(リリーさんが松田優作ファンだからですね)などなど、脚本の松尾スズキはじめ、下北沢の古き良き劇団仲間同士の熱き友情を感じました。

  磯山君がフラッシュダンスを真似て踊っていたのは井の頭公園? そして東京タワーと、なんだか無性に東京に行きたくなってしまいましたよ。
  それにしてもリリーさんには頭が上がりませんです。

http://www.tokyotower-movie.jp/index.html
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by feuillesrouges | 2007-05-31 14:47 | 映画
2007年 02月 08日

マリー・アントワネット  Marie-Antoinette


  待望のソフィア・コッポラ(Sofia Copolla)監督の「マリー・アントワネット(Marie- Antoinette)」を見てきました。見た友人によると「水曜レディース・デーに行ったら5時間待たされた」とのことだったけど、木曜に行ったら結構すいてました。チケット、ネットで予約して行ったものの、全く不要でしたね。

  というわけで、友人から感想を聞き、あまり期待せずに行ったので、逆にメチャ良かった! とにかくめちゃくちゃキュートなマリー・アントワネット。ケーキのようにsweetでLOVERY ! もうラブリーなんて言葉がぴったりなんです。衣装やインテリアなんかも、宝石を散りばめたように華やか。アントワネットのブルーの瞳に合う、ブルーのドレスにインテリア、そして時にはピンクやシャンパン・ゴールド(最近この色がとても好き)などシャーベットカラーのドレス、パンプス、ケーキ、Ladureeのmacarrons ! もうトロけそう~ プチ・ゴージャスで、girlyゴコロをくすぐるのが巧みなコッポラ監督だったのでした。久々に “映画の快楽” を体感しましたぞ。しかも本物のVersailles宮殿で撮影なんて、まさしくゴージャス! 最近「鏡の間」が修復完了したそうです。
http://www.chateauversailles.fr/jp/
http://www.ma-movie.jp/

  余談ですが、ちょうどパーティのシーンでシャンパンに木苺を入れていただくシーンがあって、思い出したのが上記の写真。仏人の友人が帰国する際のお別れに、行きつけの店のオーナーが、シャンパンを用意しておいてくれたのです。「イチゴを入れるともっとおいしいよ」なんて、粋なはからい。フランスでは、木苺やイチゴをシャンパンに入れていただくのは、昔から普通にしていたことなのかな?
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by feuillesrouges | 2007-02-08 16:28 | 映画
2006年 09月 13日

洋梨   Les poires



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 大好きな洋梨の季節がやってきました。無花果と洋梨の季節は短いから、見つけると思わず買ってしまいます。テーブルの上に置いて、熟すのを待ちながら、その愛らしい姿を眺めるのも楽しみのうち。

  ところで、個人的に待望の「マッチポイント(Match point)」(Woody Allen)を見てきました。スカーレット・ヨハンソンがこの映画に出演したことによって「世界一セクシーな女優」になったとか、「今までのWoodyの作品の中で最高」だとかいう噂を聞いていたので、かなり期待していったのです。彼の映画の場合はいつも期待して行くんだけど。

  まず思ったのは、ロンドンに限らずイギリスはWoodyの世界観にすごく近いんじゃないかなってこと。彼の描くN.Y.も大好きだったけど、Queen's English、イギリスの上流社会、テニス、カシミアのセーターの似合う男性…。しっくりと彼の世界にハマってる。で、今回一番印象に残ったのが、数々のオペラの名曲。レコードのノイズが入ってるのもいい。オペラハウスでの男女の出会いは、昔の映画によく出てきますね。でも、現代を舞台にした今作品では、ドラマティックで悲劇的なはずのストーリーが、陳腐に感じられてしまうのでした。それにあの結末にいたるまでの過程は、う~ん…ちょっと短絡的すぎるのでは? あんな事件を起こしてしまうほどなのか…。三面記事に出ている事件ような感じも。。。ラストのどんでん返しも、あまり歯切れが良いとは思えなかった。
  ちょっとふてくされた感じで少しハスキーボイスのスカーレット・ヨハンソンは良かったし、何の苦労も知らずにすくすく育ってきた「ブルジョアの息子」風情を醸すお兄さんは気に入りました。そしてクリス役の彼のファッションは大好き。随所にWoodyカラーが散りばめられていたのはファンとしてはうれしい限り。少なくともWoodyの円熟味を感じられる作品だとは思います。とりあえずサントラ買わなくちゃ。

http://www.matchpoint-movie.com/pc/index.html
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by feuillesrouges | 2006-09-13 14:25 | 映画
2006年 07月 27日

パイレーツ・オブ・カリビアン2  Pirates des Caraïbes, le secret du coffre maudit



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  突然予定がキャンセルになり、映画でも行こう…とスケジュールを見たものの、見たいものがあまりない。で、来日していたJohnny Deppの出ている「パイレーツ・ブ・カリビアン2」へ。1を見てないけど、まぁストーリーは単純かな~と思い。

  しかし、久々に本当に暇つぶしだった。Johnnyはいいけど、敵役のスネイルを身にまとったタコ入道とか、グロテスクな木とか、もうなんじゃあれ! 子どもはあんなの見て喜ぶのか? ビシュアル的にもう少しキレイにならないものか…海だけが救いだった…


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  で、行く前に寄ったイノダコーヒ。京野菜サラダセットを注文。山鉾巡行は終わったものの、観光客はまだ多いですね。でも一人だったから、すぐに入れました。
  邦画はよほどのことがないと見る対象にならないけれど、友人によると「ゆれる」が良かったそうで、そちらにすればよかった。Johnnyは素の方が魅力的だわ!
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by feuillesrouges | 2006-07-27 08:45 | 映画
2006年 06月 27日

カサノバ  Casanova



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  プレイボーイとして名高き方が、「カサノバの生涯についての本を読んでいるらしい」という噂を聞き、「それなりに努力してるんやな~」なんて思っていたら、カサノバの映画があるというんで「京都シネマ」で見てきました。
  でも、でもこのカサノバ、ルックスは男前かもしれないけど、そんなに魅力的じゃないよ~。テクニックだって普通だし、説得力ない! 相手役のフランチェスカも知性は認めるが、美貌はう~ん、誰か他にいなかったの? そして、ジェレミー・アイアンズのヅラがヤケに気になってしまうのでした。いつも監督が起用しているJohnny Deppだったら、もっと良かったのに。存在の耐えられない軽さ」でかなりイイ女っぷりで存在感のあったレナ・オリン(監督のパートナーだったのね)が出ていて、あの年にして美しかったです。

  チラシのジローラモさんのコメントによると「女性から愛を奪ったのでなく、誠心誠意を尽くして愛を捧げた男。だから女性を裏切ることがない。(中略)彼のしたことは彼女たちを暖めてあげること」だそう。なるほどね。イタリア人からは聞いたことないけど、自称(元?)プレイボーイの仏人に聞いたところ「自分でプレイボーイと言っている男は多いけど、実際はそうでもないヤツの方が多い」そうで、プレイボーイと認められるのもなかなか厳しいようです。http://www.movies.co.jp/casanova/

※写真は映画を見る前に寄ったイノダコーヒ。ブログ名「今日のイノダ」に変えるか…
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by feuillesrouges | 2006-06-27 19:04 | 映画
2006年 05月 18日

BROKEN FLOWERS  par Jim Jarmusch



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  久々にジャームッシュ節を堪能できる作品でした。やる気なさそうなエチオピア・ジャズをBGMに、過去につき合った女性をめぐる旅。Julie Delpy(ちょっと老けたけど、でも相変わらずcute!やっぱり好き)演じる恋人Sherryに去られ、ますますやる気なさそうで、無表情なBill Murrayがいい。元恋人の娘の素っ裸を見ても、殴られても、いつも変わらぬ困ったようなとぼけた表情がいいんだな~。女性=ピンク(なのか…やはり)がアクセントに効いています。ピンクの花束が欲しくなるぅ。女優陣の中では、パンキッシュなTilda Swintonが一番タイプだわ。
http://www.brokenflowers.jp/


予告でHenri Cartier-Bressonのドキュメンタリー「瞬間の記憶(The Impassioned Eye)」 が上映されるのを知り、今から楽しみ! 彼が撮った雨の中を歩くGiacomettiの写真が大好きです。
http://www.henricartierbresson.org/  
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by feuillesrouges | 2006-05-18 13:15 | 映画
2006年 04月 26日

嵐山  La foret de bambous a Arashiyama



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  嵐山の竹林です。花見客がいなくなったウィークデイの夕方は、ほとんど人がおらず、笹の葉のそよぐ音が心地良い。。。うぐいすなど鳥のさえずりも聴こえてきます。



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by feuillesrouges | 2006-04-26 13:37 | 映画
2006年 03月 09日

映画  2 films



  ユダヤ人の友人とアメリカ文学の先生と話をしたのをきっかけに、Woody Allenの<僕のニューヨークライフ(anything else)> http://www.ny-life.jp/ と、Roman Polanskiの<Oliver Twist(オリバー・ツイスト)> http://www.olivertwist.jp/ を見ました。両方ともユダヤ人監督ですね。


  <僕の…>は、Woodyらしさは健在だけれど、「もういいよ~」という感じの、<Anny Hall>よりも神経症的な女性が主人公で、ちょっとうんざり…Christine Ricci(クリスティーナ・リッチ)がどうしても魅力的に見えなかったな。「<Anny Hall>を彷彿とさせる」とチラシに書いてあったけど、ぜんっぜんアニーの方がいいに決まってる! Diane Keaton(ダイアン・キートン)の魅力があったからこそ、あの映画はあんなにステキだったのだ。あのハイレベルなファッションセンス(チノパンに男性物のネクタイと、これまた男性物のベスト…まさにマニッシュ)、当時の日本人にとっては「これがN.Y.スタイルか~」というN.Y.の粋がギュっと詰まっていたの。<Hanna and her sisters(ハンナとその姉妹)>だって、出演者とN.Y.が魅力的だったんだよ~~~。新作は、Woody(彼のファッションはいつも好き。私にとっては、男性の理想のスタイル)と主役のJason Biggsはまあ良かった。彼流ユーモアで、笑える箇所も結構あったしね。あとはBilly Holidayの歌が一番彼らしさを表していたと思います。N.Y.にあまり魅力を感じなくなってしまったのか、私が彼の作品に慣れてしまったのか…それでも、新作が公開されると、思わず見たくなってしまうのでした。


   <Oliver Twist>は、文学の先生が「Charles Dickensの名作で、昔同じ映画があった。今回のはユダヤ人であるPolanskyがラストをちょっと変えているから、一度見る価値はあるよ」というので行ったけれど…ちょっと悲しすぎて、暗くて辛かった。。。最近、映画は楽しくて気分が明るくなるものでないと、と思っていたけど、まあ結果としては見てよかったかな。悪役だった泥棒チームのユダヤ人のおじいさんが、原作とは変えられていたのは、Polanskyのユダヤ人としての意図なのでしょう。こういう話は、よく知っている人に聞いていないと、流して見てしまいますね。19世紀のイギリスでは実際こんなことは日常茶飯だったらしく(産業革命 Revolution industrielle の影響で)、貧富の差が増し、貧しいものを抑圧する社会システムへのディケンズの痛烈な批判だったらしいです。


  最近は邦画で見たいのが結構あるな~。「Always3丁目の夕日」や「有頂天ホテル」など。「クラッシュ(Crash)」「カポーティ(Capote)」「ウォーク・ザ・ライン(Walk the Line)」も見たいが、京都では終わったかまだやってないものも。気付くと終わってることが多いんだな~
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by feuillesrouges | 2006-03-09 16:47 | 映画
2006年 02月 13日

単騎、千里を走る  Riding Alone for Thousands Miles


  中国・雲南省に旅行する予定の母に連れられ、品川プリンスシネマで「単騎、千里を走る」(監督:張 芸謀 Zhang Yimou)を見てきました。張監督が、高倉健(Ken Takakura)を「君よ憤怒の河を渉れ」(あるテレビ番組でアナウンサーが、「憤怒(ふんぬ)」を「ふんど、ふんど」と読んでいたそうで、「最近のアナウンサーは…」と母はしきりに嘆いておりました)で見て以来、ファンだったとかで、待望の作品だったよう。健さん…日本人男性も捨てたもんではないぞ!!!!!カッコいいぞ健さん! 口数少なく、背中と目だけで気持ちを表現できる俳優さん、世界を見渡してもなかなかいないぞ。涙・涙・涙…でした。
  余談ですが、館内にいた20名ほどの観客の中で、最年少は確かに私だった(最近、最年長の機会もよくあるもので…ちょっと嬉しい :-)。一人で来ている中年男性がわりと多かったな。みんないい人に違いない、と勝手に判断しました。
http://www.tanki-senri.com/
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by feuillesrouges | 2006-02-13 17:59 | 映画
2006年 01月 24日

流れる  Au gre du courant




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  成瀬巳喜男(Mikio Naruse)の「流れる」。田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、岡田茉莉子…映画が銀幕と呼ばれていたまさに黄金期の、錚々たる女優たちによる傑作です。それぞれの個性を放つ女優陣を見ているだけで、ため息が出てしまう…今、こんなに品格のある女優さんっているかしら。本物のスターのオーラが出ています。洋の東西問わず同じかな。
 
 女優陣の着物姿はもちろん、高峰秀子のワンピース姿もステキ。服の仕立てが良いのがよくわかります。母の若い頃の写真を見ると、こんな感じだった気がする。

 それぞれに哀しい事情を持っているのですが、例のごとく(?)あっけらかんと、ちゃっかりとした杉村春子の存在が、なんとも軽やかで、いい味出してました。友達にしたい女優No.1です! 彼女と山田五十鈴が三味線を競演する場面は、女の芸の世界の粋を感じます。美しい映画でした。
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by feuillesrouges | 2006-01-24 17:01 | 映画